天照大神高座神社と岩戸神社は、大阪府八尾市教興寺の山麓に隣接して鎮座する古社で、両社はその由来において密接に結びついている。高座神社は天照大神を主祭神とし、神話の「天の岩戸」伝説ゆかりの地と伝わる。岩戸神社はその名の通り、天照大神が身を隠したとされる岩窟(磐戸)に由来し、境内の岩が御神体とされる。創建年代は「延喜式」(927年)以前に遡るとも伝わり、古代から河内国の山岳信仰の場として崇敬を集めた。中世には隣接する教興寺の寺域と関わりを持ち、寺社習合の信仰が根付いていた。永禄年間(1558〜1570)には教興寺合戦(三好・松永連合軍と畠山軍の合戦)の地となり、戦国の動乱をくぐり抜けた。江戸期には…