安中市に位置する曹洞宗の禅寺で、安中藩ゆかりの歴史ある寺院。
安中藩主・板倉氏の菩提寺として藩政時代に厚い保護を受けた。
本堂は安永年間の再建で、禅寺らしい簡素で格調高い建築様式が特徴。
境内には板倉家歴代藩主の墓所があり、安中藩の歴史を今に伝える重要な史跡。
碓氷川を望む高台に位置し、境内からは浅間山の雄姿を遠望できる。
毎年春の彼岸会と秋の彼岸会には多くの檀家が集い、先祖供養が行われる。
境内の石庭は枯山水の佳品で、禅の精神を表現した静謐な空間が広がる。
安中は中山道の宿場町として栄えた歴史があり、旅人の安全祈願の場でもあった。
近年は坐禅体験を提供し、心の安らぎを求める現代人の需要に応えている。
碓氷峠への旅路の途中に位置し、歴史散策の立ち寄りスポットとしても親しまれる。
永禄年間(1558-1570)に安中城主の帰依を受けて創建されたと伝えられる。
開山は曹洞宗の高僧で、禅の教えをこの地に広めることを志した。
天正18年(1590年)の徳川家康の関東入国後、安中藩が成立し藩の庇護を受ける。
寛永年間に板倉氏が安中藩主となると、板倉家の菩提寺に定められた。
元禄年間には本堂が造営され、伽藍が整備されて大寺院の体裁を整えた。
安永年間(1772-1781)に火災で本堂が焼失し、直ちに再建が行われた。
文化年間には板倉勝明が藩政改革を行い、寺社への保護政策も強化された。
幕末の安中藩は佐幕派として戊辰戦争を経験し、寺院も動乱の影響を受けた。
明治維新後は板倉家の庇護…