天台宗系単立寺院で、山号を九品山、寺号を極楽寺といいます。本尊は阿弥陀如来像です。創建年代は不明ですが、境内に応永19年(1412年)銘の古碑が残されていたことから、室町時代にはすでに寺院として機能していたと考えられています。江戸時代に編纂された『新編武蔵風土記稿』には、天台宗・仙波中院の門徒として記録されており、仙波中院(現・喜多院周辺)の末寺として川越山田の地に伝わってきた歴史を持ちます。歴代住職の秀海が寛永8年(1631年)に示寂したことが史料に残り、江戸時代初期には既に相応の寺格を備えていたことがうかがえます。川越市山田の地域で天台系の信仰拠点として今日に至っています。