阿羅波比神社(あらわいじんじゃ)は島根県松江市外中原町に鎮座する古社で、奈良時代の『出雲国風土記』に「阿羅波比社」として記載される由緒を持つ。祭神は大己貴命・少彦名命・天照大御神・高御産巣日命・素戔嗚尊の五柱で、江戸期には「五社明神」とも称された。元は国屋の洗合山(あらいやま)に鎮座していたが、永禄5年(1562年)、毛利元就が尼子氏討伐のため洗合山に本城(本陣)を構えるにあたって現在地へ遷座した。以後、毛利氏をはじめ松江藩主となった堀尾氏・京極氏・松平氏から篤い崇敬を受け、大正15年(1926年)に県社に列せられた。松江城の北西、城下の静かな高台に鎮まり、千年以上の歴史を今に伝える。