安積国造神社の創建は成務天皇5年(135年)と伝わり、陸奥国安積郡に封じられた初代国造・比止禰命を祭神として祀ったことに始まるとされる。延喜年間(10世紀初頭)に編纂された『延喜式』神名帳に記載される式内社であり、古くから安積国(現在の郡山周辺)の総鎮守として崇敬を集めた。中世には戦乱による社運の衰退もあったとされるが、地域の有力者によって維持・再興が図られたと伝わる。近世に入ると江戸幕府や地域領主の庇護を受け、田安宗武(松平定信の父)もこの社に深く帰依したと伝えられる。明治維新後は近代社格制度のもとに組み込まれ、現在の社殿は明治期に整備されたものである。境内には樹齢数百年を超える大ケヤキが残…