近つ飛鳥博物館は、大阪府南河内郡河南町の「近つ飛鳥風土記の丘」に1994年(平成6年)に開館した、古墳・飛鳥時代を専門とする博物館である。周辺一帯は「近つ飛鳥」と呼ばれる古代の地名に由来し、4〜7世紀にかけて100基以上の古墳が集中する国の史跡・風土記の丘として整備されている。この地は古代から大和(奈良)と河内(大阪)を結ぶ要衝にあたり、豪族・渡来人の墓群が密集する歴史的に重要な地域である。博物館の建物は世界的建築家・安藤忠雄が設計した階段状のコンクリート構造物で、周囲の古墳群と一体となった独創的な景観を形成している。展示は古墳文化・飛鳥文化・古代国家形成の過程を中心とし、出土品の実物や精密な…