朝倉市秋月に所在する浄土宗の寺院で、山号は秋月山。天正3年(1575年)、牧四郎左衛門浄仙翁が秋月城下に「浄仙寺」として創建したのが始まりとされる。寛永9年(1632年)に現在地へ移転し、寛永12年(1635年)に黒田長政(1568〜1623年)の正室・大凉院殿(栄姫、1585〜1635年)が薨去したことを機に、初代秋月藩主・黒田長興(1610〜1665年)が母の菩提寺と定め「大凉寺」と改称した。大凉院殿は保科正直の娘として生まれ、徳川家康の養女として黒田長政に嫁いだ人物であり、その徳川家とのゆかりから、大凉寺は徳川家の葵の御紋の使用を特別に許された。享保17年(1732年)には4代藩主・黒田…