朝倉市秋月の城下町に所在する日蓮宗の寺院で、山号は福王山、旧本山は京都・本満寺。寛永元年(1624年)、博多の妙典寺住職・三光院日焉(にちえん)が開創した。日焉は初代秋月藩主・黒田長興(1610〜1665年)と深い親交を持ち、長興が元和9年(1623年)に筑前秋月藩を拝領して秋月に移封された際、ともに城下町へ赴き、長興の援助のもと土地を拝領して伽藍を建立した。山号「福王山」の扁額は黒田長興の直筆と伝わる。それ以前の秋月には日蓮宗の寺院は存在せず、本証寺の開創によって秋月城下に初めて日蓮宗の教えが伝わった。寛永15年(1638年)、長興が島原の乱の鎮圧軍として出陣した折には、本証寺にて出陣祈願が…