萬松山大慈寺は秩父札所三十四観音霊場の第10番札所で、曹洞宗に属します。延徳2年(1490年)に東雄朔方によって開山されたと伝わります。本尊の聖観世音菩薩は恵心僧都の作と伝えられており、寺は横瀬町指定史跡となっています。江戸時代に奉納された額の年号から、正徳4年(1714年)頃に本堂が建立されたと推測されており、境内には寛政年間(1789〜1801年)作とされる子育観音や慶安4年(1651年)銘の釈迦如来像なども伝来しています。秩父盆地の山あいに静かに佇む寺院で、前後の8番・西善寺から12番・野坂寺にかけての札所巡りの要所に位置します。