南石山常楽寺は秩父札所三十四観音霊場の第11番札所で、曹洞宗に属します。創建年代は不詳ですが、鎌倉時代にまで遡るとされ、1234年の霊場開設当初から存在したと推測されています。永禄12年(1569年)に武田信玄の軍勢による兵火で焼失し、その後再建されました。江戸時代には観音堂・仁王門・庫裡を備えた規模の寺院でしたが、明治11年(1878年)の秩父大火で類焼し廃寺となりました。その後、隣接する第13番札所・慈眼寺が境外仏堂として常楽寺を再建し、1979年(昭和54年)に独立した寺院として再興されました。本尊は十一面観音菩薩で、羊山丘陵の中腹に位置し、秩父市街を見渡す眺望でも知られます。昭和40年…