元禄6年(1693年)、盲目の鍼術家・杉山和一が五代将軍徳川綱吉から拝領した本所一ツ目の屋敷地に、江ノ島弁財天と杉山和一の霊を合祀して創建された神社。杉山和一は管鍼法(かんしんほう)を考案して鍼術に革命をもたらした人物で、綱吉の持病を鍼治療で快癒させた功績により本所一帯の広大な土地を賜った。境内には岩屋を模した洞窟(江ノ島の岩屋を再現)があり、和一が江ノ島の岩屋で21日間の断食修行中に管鍼法の着想を得た故事に因む。また、和一は元禄5年(1692年)に世界初の視覚障害者教育施設「鍼治講習所」を本所に開設し、視覚障害者の自立支援の先駆者としても世界的に評価されている。本所・両国地区の下町情緒が残るこの一帯で、医療と福祉の歴史を今に伝える貴重な神社。都営大江戸線両国駅から徒歩5分。