元和3年(1617年)、小倉藩初代藩主・細川忠興が京都祇園社(八坂神社)の祭神・素盞嗚尊を勧請し、小倉城下の産土神として創建したのが当社の始まりとされる。細川氏は城の鎮護と藩民の守護を願い、祇園信仰を城下に根付かせた。寛永9年(1632年)に細川氏が熊本へ転封となった後は、代わって入封した小笠原氏が引き続き厚く崇敬し、藩の守護神として社殿の整備・維持に尽力した。江戸時代を通じて両藩の保護のもと、小倉城下における祇園祭の伝統が培われた。毎年7月に行われる「小倉祇園太鼓」はこの頃に起源を持つとされ、「勇太鼓」とも称される勇壮な打法で広く知られる。明治維新後は神仏分離令により社名を八坂神社と改称し、…