1189年(文治5年)、鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の岳父にあたる北条時政が、頼朝の奥州藤原氏討伐の戦勝祈願のために創建した。本尊の阿弥陀如来坐像をはじめとする5体の仏像は、建久年間(1190年代)に仏師・運慶によって造立されたと伝わり、鎌倉彫刻の黎明期を代表する傑作として現在も高く評価されている。中世においては北条氏の帰依を受け、北条氏の菩提寺的な性格を帯びた。1333年(元弘3年)の鎌倉幕府滅亡後、北条氏の庇護を失ったことで寺勢は衰退したとされるが、真言宗の寺院として法灯は絶えることなく維持された。近世には伊豆地方の一寺院として存続し、境内には開基・北条時政の墓所が営まれた。明治時代の神仏分離…