八景島は神奈川県横浜市金沢区に位置する小島で、古来より無人島であったと伝わる。島にはいつの頃からか龍神を祀る小祠が設けられており、周辺の海域で漁を行う地元漁師たちが海上安全と大漁を祈願して参拝する信仰の場として長年にわたり大切にされてきたとされる。江戸時代には、この島を含む金沢八景の景勝地が広く知られるようになり、幕末期には浮世絵師・歌川広重が「金沢八景」に島の美しい風景を描き、その名を全国に知らしめた。明治・大正・昭和を経ても島は無人島のまま保たれ、龍神への信仰は地域の漁業者を中心に受け継がれてきた。1993年(平成5年)、横浜・八景島シーパラダイスの開業に伴い島が整備されたのちも、龍神社は…