昌泰元年(898年)、昌泰年間(898〜901年)の創建と伝わる古社で、旧生麦村の総鎮守として日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀る。杉山神社は武蔵国を中心に分布する神社群の一系統とされ、古代より当地の人々の篤い信仰を集めてきたと伝わる。中世には鎌倉幕府の影響下にある武蔵国内の地域社会と結びつきを持ちながら、氏子たちによって維持されたとされる。近世、東海道の整備とともに生麦宿が形成されると、宿場の総鎮守として旅人や住民の信仰を集め、地域社会の中心的な役割を担ってきた。近代においては、文久2年(1862年)に発生した生麦事件の舞台となった生麦の地にあり、幕末の動乱期における歴史の証人ともいえる存…