箱根元宮は箱根山岳信仰の原点とされる聖地である。
古代、駒ヶ岳山頂では天津神を祀る祭祀が行われていたと伝えられる。
山頂からの磐座や祭祀遺跡がその証拠とされる。
天平宝字元年(757年)に万巻上人が芦ノ湖畔に里宮(現・箱根神社)を創建した。
以来、駒ヶ岳山頂は奥宮として位置づけられた。
中世には修験者たちが山頂での修行を行い、霊場として栄えた。
箱根山の火山活動により度々被害を受けながらも、信仰は途絶えなかった。
近代まで山頂への参拝は困難な登山を伴う行であった。
昭和39年(1964年)に駒ヶ岳ロープウェイが開通し、参拝が容易になった。
現在の社殿は昭和39年に建立されたものである。
箱根三…