白山神社は大阪市城東区中浜に鎮座し、菊理媛命(くくりひめのみこと)を主祭神として祀る白山信仰の社である。白山信仰は加賀・越前・美濃の三国にまたがる霊峰・白山(石川県・岐阜県境、標高2,702m)を御神体とし、その本宮・白山比咩神社(石川県白山市)を総本社とする。泰澄(682〜767年)が養老元年(717年)に白山を開山したとされ、修験道の霊場として全国に信仰が広がった。菊理媛命は縁結び・和合の神として知られ、江戸時代には庶民の縁結び祈願の社として親しまれた。大阪の城東区中浜へ勧請された時期は不詳ながら、地域の氏神として定着し、現在も年間の例祭が行われている。