阪堺電車の歴史は1900年(明治33年)に大阪馬車鉄道を前身とする浪速電車にさかのぼる。1911年に電気鉄道として整備が進み、住吉大社の初詣・参拝客輸送の大動脈として発展した。1925年に阪堺電気軌道として統合され、後に南海電気鉄道の傘下に入った後、2000年に独立した阪堺電気軌道株式会社として現在の姿となった。高度成長期に路面電車の廃止が相次いだなか、廃止を免れて市民の足であり続けた。現在は大阪・堺の観光振興にも貢献し、レトロな車両の保存運行も行われている。「チンチン電車」の愛称は車両に取り付けられた警笛(踏切ベル)の音に由来し、120年超の歴史を持つ路面電車として沿線文化とともに歩み続けて…