梁松院は、融通念佛宗総本山・大念佛寺(平野大念佛寺)境内に現存する唯一の塔頭寺院である。大念佛寺は大治2年(1127年)、天台宗の僧・良忍上人(1072〜1132年)が鳥羽天皇の勅命を受けて摂津国平野の地に念佛道場を開創したことに起源を持つ。良忍上人は「一人一切人、一切人一人」という融通念佛の教えを弘め、日本最初の念佛宗派である融通念佛宗の祖となった。元和元年(1615年)、平野の有力商人・末吉吉康より現在地への寺地の寄進を受け、堂社が整備された。元禄16年(1703年)には宗名を正式に融通念佛宗と改称。梁松院は昭和47年(1972年)に再建され、現在も総本山の境内において法灯を継承している。