最御崎寺は、大同2年(807年)に弘法大師空海が開創したと伝わる古刹で、四国八十八箇所第24番札所である。空海は若年期にこの室戸岬に赴き、近くの御厨人窟(みくろど)にて虚空蔵求聞持法を100日間修行した。その際、口に明星が飛び込み悟りを開いたとされ、「空海」の法名を得た聖地として知られる。大同2年(807年)または弘仁6年(815年)の開創とする説があり、嵯峨天皇の勅願によって堂宇が整備されたと伝わる。中世には土佐国の有力氏族の帰依を受け、寺勢を維持した。近世には土佐藩山内家の庇護のもとで伽藍が整えられた。明治初期の神仏分離令による廃仏毀釈の影響を受けたが、その後復興し現在に至る。室戸岬の山頂…