東秩父村大内沢に位置し、花桃の里として知られる美しい里山の信仰空間。
大内沢の集落一帯に約5000本の花桃が植えられ、春には桃源郷のような景色が広がる。
慈光寺は集落の菩提寺として地域住民の信仰の中心となっている。
本堂は小規模ながら山里の寺院らしい温かみのある佇まい。
東秩父村は埼玉県唯一の村で、和紙の里としても知られる。
花桃の開花は3月下旬から4月中旬で、山の斜面がピンクに染まる。
細川紙(和紙)の伝統は室町時代から続き、ユネスコ無形文化遺産に登録。
棚田や里山の景観が美しく、日本の原風景を感じさせる。
地域住民が手入れする花桃の里は、過疎地域の活性化のモデルケース。
東武東上線小川町駅からバスでアクセスでき、秩父の入口の里山文化に触れられる。
慈光寺の創建年代は不詳だが、室町時代には存在していたと伝えられる。
大内沢は東秩父の山間集落で、古くから林業と和紙生産で暮らしを立ててきた。
寺院は集落の唯一の宗教施設として、冠婚葬祭の中心であった。
東秩父の和紙生産は室町時代に遡り、細川紙として知られるようになった。
江戸時代には細川紙が幕府に献上される高級和紙として評価された。
明治以降は近代化の波の中で和紙産業が衰退したが、
伝統技術の保存活動が続けられた。
花桃の植栽は平成に入ってから地域おこしの一環として始まった。
過疎化が進む山間集落を活性化するため、
住民たちが協力して花桃を植え続けた結果、
現在の壮大な花桃の里が生まれた。
平…