浅間神社(平塚)は、慶長8年(1603年)に創建されたと伝わる。祭神は木花開耶姫命であり、富士山を御神体とする浅間信仰に基づき勧請されたとされる。江戸時代には富士講が広く普及し、庶民の間で富士山への信仰が高まるなかで、当社も地域における富士参りの拠点として機能した。実際に富士山への登拝が困難な者のために境内に富士塚が築かれ、代参・擬似登拝の場として多くの信者が訪れたと伝わる。明治以降の近代化の過程でも地域の鎮守として存続し、神社制度の整備に伴い現在の体制が整えられた。近代以降も毎年6月末から7月上旬にかけて富士山山開きに合わせた祭事が継続して行われており、火難除け・縁結びの神として地域住民の信…