弘前市に鎮座する東照宮で、徳川家康を主祭神として祀る神社である。弘前城下町に江戸時代に建立されたこの東照宮は、津軽藩が江戸幕府への忠誠を示すために創建したものであり、全国各地に造られた東照宮の一つとして重要な歴史的意義を持つ。社殿は江戸時代の建築様式を伝える建造物として保存されており、彫刻や彩色など細部の装飾にも当時の技術の高さが見て取れる。弘前城とその城下町は江戸時代の都市計画が今もよく保存されており、東照宮はその歴史的景観の一部を構成している。秋田・岩手などの近隣地域の東照宮と並んで、東北地方における徳川権力の象徴として造営された背景を持つ。現在も初詣や例大祭に地域住民が参拝する地域の守護神として機能している。