法輪寺の「法輪(ほうりん)」は「法の輪(転法輪)」すなわち釈迦が最初の説法を行ったことで仏法の輪が転がり始めたことを象徴し、仏法の普及・伝播を体現する縁起の良い寺名である。日蓮宗では法華経こそが最上の転法輪であるとされ、南無妙法蓮華経の唱題が法輪を転ずることと等置される。日蓮宗の末寺として唱題・法話・先祖供養が信仰の核をなしてきた。府中市日新町の「日新(にっしん)」という地名は「日に新たなる(日々新しく前進する)」を意味する縁起の良い地名で、「法輪」の前進するイメージと共鳴する。現代においても法要の場として存続している。