東国三社の一つとして鹿島神宮・香取神宮と並ぶ格式を持つ神栖市の古社。
久那斗神を主祭神とし、岐の神として道行く人々の安全を守護する。
一の鳥居は利根川沿いに立ち、かつては舟で参拝する水郷の神社であった。
忍潮井(おしおい)と呼ばれる二つの井戸は日本三霊泉の一つに数えられる。
男瓶と女瓶から湧き出る清水は海水が混じる中で真水が湧く不思議な泉。
東国三社参りは江戸時代にお伊勢参りに次ぐ人気の参詣ルートであった。
境内は静謐な杜に包まれ、鹿島・香取の賑わいとは対照的な穏やかな雰囲気。
国譲り神話では武甕槌神と経津主神を先導した神とされ、導きの神としても信仰される。
毎年12月の「大饗祭」は古式に則った祭礼で、地域の重要な伝統行事となっている。
鹿島神宮から車で約20分の距離にあり、東国三社巡りの際には必ず訪れたい神社。
応神天皇の御代(270-310年頃)に創建されたと伝えられる。
当初は日川(にっかわ)の地に鎮座していたが、大同2年(807年)に現在地に遷座した。
祭神の久那斗神は国譲り神話において武甕槌神・経津主神を案内した神とされる。
古代には常陸国の重要な神社として朝廷の崇敬を受け、国家的な祭祀が行われた。
中世には鹿島・香取と共に東国三社として武家の崇敬を集めた。
江戸時代には東国三社参りが庶民の間で流行し、多くの参詣者を迎えた。
忍潮井は古来より霊泉として知られ、万葉集にも詠まれたとする説がある。
水郷地帯に位置するため、船による参拝が一般的で、水運との関わりが深い。
明治6年(1873年)に県社…