女木島は高松市沖の瀬戸内海に浮かぶ島で、古くから「鬼ヶ島」の名で知られる。島内の大規模な天然洞窟からは弥生土器が出土しており、弥生時代にすでに人が居住していたとされる。この洞窟は全長400メートルに及ぶ複雑な構造を持ち、古代人の生活の場であったと考えられている。中世以降、島は桃太郎伝説と結びつけられるようになり、鬼が住んでいたとされる洞窟として語り継がれてきた。江戸時代にはこの伝説がさらに広まり、島全体が「鬼ヶ島」として認識されるようになったと伝わる。近代に入り観光開発が進む中、洞窟は整備されて「鬼ヶ島大洞窟」として一般公開され、内部には鬼の住処を再現したオブジェが設置された。昭和期以降、毎年…