高松港は瀬戸内海に面した香川県の主要港湾として長く機能してきた。港の整備が進む中、1998年(平成10年)、高松港玉藻防波堤の先端に新たな灯台が建設された。正式名称「高松港玉藻防波堤灯台」と称されるこの灯台は、世界初のガラス製灯台として国際的にも注目を集めた構造物である。愛称「せとしるべ」は、瀬戸内海を往来する船舶の道しるべとなるよう願いを込めて名付けられたとされる。灯台はその外観の美しさから高松のランドマークとして市民に親しまれ、夜間のライトアップによって赤く輝く姿は瀬戸内海を象徴する景観の一つとなった。建設から四半世紀以上を経た現在も、港を行き交う船舶への航路標識としての役割を果たすととも…