元禄11年(1698年)、長府藩3代藩主毛利綱元が、黄檗山万福寺の7代住持であった中国僧・悦山道宗を勧請開山として迎え創建した。黄檗宗別格地の寺格をもち、歴代藩主の崇敬篤く寺禄102石を有して、学僧・高僧の集う藩の学問所的性格も備えた長府毛利家菩提寺の一つである。幕末・明治に活躍し近代日本画の先駆者となった狩野芳崖(1828-1888)は長府藩御用絵師の家に生まれ、狩野家の菩提寺である当寺で名僧霖龍和尚に参禅して大きな感化を受けた。境内背後の丘には歴代長府藩主を葬る長府毛利家墓所があり、紅葉の名所として親しまれている。