金山彦神社は柏原市青谷に鎮座し、鉱山・鍛冶の男神である金山彦命(かなやまひこのみこと)を祀る。金山彦命は『古事記』において、伊邪那美命が火の神を産んで苦しんだ際に生まれたとされる神で、鉄や金属の精錬を司る。柏原市を含む河内国は古代より大陸文化が流入した地域であり、金属加工技術を持つ渡来人が定住して製鉄・鍛冶が盛んに行われたとされる。青谷地区にこの神社が鎮座することは、古代の鉱業・金属生産との関わりを示す証左と考えられる。中世から近世にかけては農村の氏神として地域住民に崇敬され、鍛冶師や農民双方から信仰を集めた。明治以降も氏子により守られ、現在に至る。