青谷寺は柏原市青谷に所在する融通念佛宗の寺院である。融通念佛宗の開祖・良忍上人は1072年(延久4年)に生まれ、比叡山で天台を学んだ後、大原(京都)に移り念仏三昧の生活を送った。1124年(天治元年)に阿弥陀仏から「一人の念仏がすべての人に融通される」という啓示を受け、以後全国を遊行して教えを広めた。良忍の没後、弟子たちは大阪・平野の大念仏寺を中心に教団を整え、河内国を含む近畿各地に末寺を展開した。青谷寺もその流れを受けて創建された寺院と考えられ、以来地域の菩提寺として葬送・法要を担ってきた。柏原の青谷地区において長年にわたり住民の信仰生活を支え、現在に至っている。