金山媛神社は、大阪府柏原市の雁多尾畑地区に鎮座する古社である。金山媛命(かなやまひめのみこと)は、『古事記』や『日本書紀』に記される鉱山・鍛冶を司る女神であり、金属精錬の技術が大陸から渡来した古代より、この地域における製鉄・製錬と深く関わってきた。柏原市周辺は古代より河内国の一角として栄え、近隣には高井田横穴群など古墳時代の遺跡も多い。中世から近世にかけては地元村人によって氏神として大切に守られ、農業や生業の守護神として崇敬を集めた。明治の神社整理政策を経た後も地域住民の篤い信仰によって維持され、現在も神社本庁に所属する氏神として、地区の年中行事や祭礼の中心的役割を果たしている。