看景寺は大阪府豊中市本町に位置する真宗大谷派の寺院である。真宗大谷派は親鸞聖人を宗祖とし、京都の東本願寺を本山とする。慶長8年(1603年)に徳川家康が江戸幕府を開いた翌年、幕府は大坂の陣(1614〜1615年)を経て豊臣氏を滅ぼした後、本願寺が徳川方に協力したことへの見返りとして本願寺への土地寄進を行い、同時に宗派の分立を誘導した。こうして元和元年(1615年)に本願寺は東西に分かれ、東本願寺が大谷派、西本願寺が本願寺派として独自の教団組織を持つこととなった。「看景」という寺号は「景色を看る」すなわち仏の世界・極楽浄土の荘厳を仰ぎ見るという意を含む可能性があり、浄土信仰の情景観照という精神を…