神奈川県川崎市宮前区鷺沼に所在する天台宗の古刹で、本尊に薬師如来を祀る宮前区の歴史ある寺院のひとつ。
「東泉」という寺名は「東の方角から湧き出る清泉(清らかな泉)」を意味し、薬師如来の「東方瑠璃光如来」としての性格と結びついている。
薬師如来は東方浄瑠璃世界の主であり、病苦を除き、衆生の身心を健康にする「医王仏」として信仰されてきた。
鷺沼の地は多摩丘陵の緑豊かな環境にあり、東泉寺はその自然と調和した静謐な修行の場として発展してきた。
天台宗は「一切衆生悉有仏性」(全ての生き物には仏性がある)という教えを持ち、人々の平等な救済を説く。
江戸時代には鷺沼村の農民の菩提寺として、また近隣の病者が薬師如来に病気平癒を祈願する霊場として知られていた。
境内には薬師堂があり、毎月8日(薬師如来の縁日)に法要が行われ、病気平癒・健康長寿を祈る信者が訪れる。
宮前区の医療・福祉への貢献も意識した活動を行…