気多若宮神社は飛騨国二宮の格式を持つ古社で、飛騨国一宮・水無神社(高山市)に次ぐ格式を誇る。主祭神の大己貴命(大国主命)は出雲大社・気多大社(石川県)と同系の縁結び・国造りの神。詳細な創建年代は不詳だが、平安時代の「延喜式」神名帳に記載された式内社の伝承もある。江戸時代には飛騨(幕府直轄)の管理下で地域の守護神としての信仰が続いた。現在は毎年4月に行われる古川祭「起し太鼓」の舞台として知られ、大太鼓台が夜の街を練り歩く勇壮な神事はユネスコ無形文化遺産に登録されている。飛騨市古川の文化的シンボルとして地域に深く根ざす名社。