岐阜県飛騨市古川町に所在する増島城跡(飛騨市指定史跡)は、慶長10年(1605年)に金森長近の孫・金森可重が築いた平城。飛騨古川の市街地に位置し、現在は石垣と堀の一部が残るのみだが、桜の名所として春には多くの市民が訪れる。金森氏は豊臣秀吉の命により飛騨国を統一した武将で、金森長近が高山に高山城(松倉城)を築き飛騨を支配した。増島城はその支城として飛騨古川を拠点に築かれ、金森可重が初代城主となった。江戸時代初期に廃城となったが、石垣は今も往時の姿を留め飛騨の城郭建築の遺構として貴重。飛騨古川の白壁土蔵街・瀬戸川とともに古川観光の重要スポット。