小金井神社は小金井市の中核をなす鎮守であり、その起源は江戸時代の武蔵野新田開発にまで遡る。玉川上水の開削(1653年)後に入植した農民たちが豊穣と安寧を祈願するために大国主命を勧請したのが始まりとされる。大国主命は出雲大社の主祭神として縁結びと国土開拓の神として名高く、新天地を拓く農民たちにとって深く共鳴する神格であった。明治以降に近代行政が整備されると、小金井神社は周辺の小さな神社を合祀しながら市域の総鎮守として位置付けられ、市民の氏神として広く崇められてきた。現在は市民の年中行事の中心として、初詣や秋の例大祭に多くの参拝者が訪れる。