祭神の八咫烏(やたがらす)は、『古事記』『日本書紀』の神武東征神話において、神武天皇が熊野の山中から大和へ進む道を先導したとされる三本足の霊鳥で、古来「導きの神」として信仰されてきた。小烏神社の創建年代は明らかでないが、防府の鞠生(まりふ)の松原に古くから鎮座していたと伝わる。建津見命(たけつみのみこと)を併せ祀るとも伝わる。幕末の慶応3年(1867年)11月25日、討幕に向けて挙兵した薩摩・長州の連合軍がこの社に集結し、必勝を祈願したうえで京都へ向けて出陣したと伝えられ、翌慶応4年(明治元年・1868年)正月の鳥羽・伏見の戦いに始まる戊辰戦争の口火となった故事として語り継がれている。明治41…