好古園が位置する姫路城西御屋敷跡は、江戸時代を通じて姫路藩主の西御屋敷や武家屋敷が置かれていた地である。姫路城は慶長5〜6年(1600〜01年)頃に池田輝政によって大規模に改修・整備され、城郭とともにその周辺には藩政を支える屋敷群が形成された。明治維新後、廃藩置県により藩の機能が失われると、この地は姫路師範学校などの施設として転用された。昭和初期には発掘調査が行われ、江戸時代の屋敷割の遺構が確認されている。その後、姫路城の世界遺産登録(1993年)に先立ち、築城400年を記念する事業の一環として庭園整備計画が立案された。平成4年(1992年)4月、姫路市が江戸時代の屋敷割を基に9つの趣の異なる…