高句麗からの渡来人・高麗王若光を祀る全国的にも珍しい「出世の神社」。
参拝後に総理大臣に就任した政治家が6人いることから「出世明神」の異名を持つ。
日高市の丘陵地に鎮座し、周辺には渡来文化の痕跡を残す高麗郷が広がる。
本殿は一間社流造で、朱塗りの社殿が緑豊かな境内に映える。
毎年9月の高麗神社祭礼では獅子舞が奉納され、渡来系の文化要素が見られる。
隣接する高麗家住宅は慶長年間の建築で、国の重要文化財に指定されている。
秋の巾着田(きんちゃくだ)の曼珠沙華群生地は神社から徒歩圏内で、赤い絨毯のような絶景。
約500万本の曼珠沙華は日本最大級の群生地として毎年約30万人の観光客を集める。
出世・開運の御利益で知られ、政財界の参拝者も多いパワースポット。
日韓交流の歴史を今に伝える貴重な神社として、歴史ファンからも注目されている。
天智天皇の御代(668年)、高句麗が唐・新羅の連合軍により滅亡した後、
日本に亡命した高句麗の王族・高麗王若光が武蔵国に定住。
霊亀2年(716年)、朝廷は関東各地に散在していた高句麗からの渡来人1799人を武蔵国に移住させ、
「高麗郡」を設置。若光がその郡長に任じられた。
若光は開拓と民生の安定に尽力し、その功績を讃えて死後に高麗神社の祭神として祀られた。
以来1300年以上にわたり、高麗王の末裔が宮司を務める稀有な神社である。
現在の宮司は第60代で、創建以来の血統を継承している。
「出世明神」の称号は、浜口雄幸・若槻禮次郎・斎藤実・鳩山一郎・
田中角栄・鳩山由紀夫が参拝後に総理大臣に就任…