小松天満宮は、加賀藩三代藩主・前田利常が寛永年間(1624〜1644年)頃に菅原道真を主祭神として勧請・建立した天満宮。利常は文武両道を重んじた名君として知られ、小松に天満宮を創建することで城下町における学問と文化の振興を図った。小松は利常が特に愛した地でもあり、三代藩主として加賀藩の文化的基盤を整えた利常の精神がこの神社に色濃く受け継がれている。江戸時代を通じて地域の学問成就・合格祈願の社として篤く信仰され、松尾芭蕉も元禄2年(1689年)の奥の細道の旅で小松周辺の社寺を参詣している。明治以降も地域の崇敬を集め続け、現在も小松市民の学業成就・合格祈願の信仰の中心となっている。