天平13年(741年)、聖武天皇の勅願により僧・行基が開山したと伝わる天台宗の古刹。本尊は行基作と伝わる聖観世音菩薩で、秘仏として今日まで厳重に護られている。平安時代には天台宗の寺院として整備が進み、湖東地方における仏教文化の拠点となった。鎌倉時代後期の文応元年(1260年)には現存する本堂(大悲閣)が建立され、優美な和様建築として後世に国宝の指定を受けた。同じく鎌倉時代には三重塔も建立されており、重要文化財に指定されている。戦国時代の元亀年間(1570〜1573年)、織田信長による兵火で伽藍の多くが焼き討ちにあったとされるが、本堂は奇跡的に焼失を免れたと伝わる。江戸時代には彦根藩井伊家の庇護…