仙台市宮城野区榴岡に位置する日蓮宗の寺院で、山号は光明山、寺号は孝勝寺。天正19年(1591年)、後に仙台藩祖となる伊達政宗が父・輝宗の菩提を弔うために創建したと伝わる仙台屈指の古刹。本尊は三宝尊。政宗の長女で、徳川家康の六男・松平忠輝に嫁いだ五郎八姫(いろはひめ、1594〜1661)は夫・忠輝が改易・配流された後、仙台藩に戻り仏門に帰依、元和7年(1621年)頃からこの寺に居住したと伝わる。姫の法名「天麟院殿清岸孝勝大禅定尼」にちなんで寺名が「孝勝寺」と改称された。境内には五郎八姫の墓・位牌・遺品、政宗奉納の釣鐘(宮城県指定有形文化財)、伊達家菩提所の五重塔(昭和48年再建、高さ約24m)などが残り、伊達家と仙台藩の歴史を今に伝える。毎年8月には「万灯会」が開催される。