栗田寺の創建年代は明確でないが、平安時代に開かれたと伝わる真言宗の古刹である。本尊の地蔵菩薩は厄除け・縁結びの霊験あらたかな尊像として古くから信仰を集めてきたとされる。中世には足利氏が当地に勢力を築いた時代と重なり、足利氏との縁が深かったと伝えられる。鑁阿寺や足利学校とともに足利の地域文化を形成する寺院の一つとして、長く地域の人々の精神的拠り所となってきた。近世以降も真言宗の寺院として法灯を守り続け、境内の整備が重ねられた。近代以降、境内に約2,500株のあじさいが植えられるようになり、「あじさい寺」として広く知られるようになった。現在は6月の開花期を中心に多くの参拝者が訪れ、足利を代表する花…