天慶七年(944年)、武将・藤原秀郷(俵藤太)によって創建されたと伝わる天台宗の寺院で、正式名称を惣宗寺という。秀郷は平将門の乱を平定した功績で知られる武将であり、その霊地に寺を建立したとされる。中世には戦乱による荒廃を経たとされるが、関東における天台宗の信仰拠点として法灯を保った。近世に入ると佐野藩の庇護のもとで寺勢が整えられ、元三大師良源を本尊として厄除け祈願の霊場としての性格を強めていった。江戸時代には庶民信仰の高まりとともに広く知られるようになり、関東三大師の一つに数えられるようになったとされる。明治以降も信仰は途絶えることなく、近代的な整備が進められた。現在は正月の初詣に100万人を…