神亀2年(725年)、聖武天皇の勅願を受けた行基が「安養院」として開創したと伝わる。天長年間(824〜834年)には空海(弘法大師)が留錫し、真言密教の道場として整備された。保延6年(1140年)に火災で伽藍を焼失したが、本尊の千手観音・薬師如来・阿弥陀如来の三像は難を逃れた。久安元年(1145年)、近衛天皇の勅願により賢実上人が堂宇を再興し、元号にちなんで「久安寺」と改称した。室町時代初期に再建された楼門は国の重要文化財に指定され、8世紀作の薬師如来立像は池田市最古の仏像として市の指定有形文化財となっている。現在は西国四十九薬師霊場第18番札所および「関西花の寺二十五か所」第12番札所として…