前橋市に位置する天台宗の寺院で、関東百八地蔵尊霊場の一つに数えられる。
本尊の地蔵菩薩は子育て地蔵として知られ、安産・子育ての祈願で人気がある。
境内には樹齢500年以上と推定される大ケヤキがそびえ、県の天然記念物。
利根川の恵みを受けた前橋南部の平野に位置し、のどかな田園風景の中に佇む。
毎年8月の地蔵盆は境内が子供たちで賑わい、地域の大切な夏の行事。
本堂は江戸時代の建築で、天台宗の寺院建築の伝統を今に伝える。
境内の石仏群は江戸時代から明治にかけての作で、民間信仰の多様さを示す。
前橋の都市化が進む中でも、田園地帯に残る貴重な歴史的景観を保っている。
近年は大ケヤキのパワースポットとしても注目され、樹木に触れて祈る参拝者もいる。
前橋の南部地域の信仰と自然を今に伝える、地域に密着した温かみのある寺院。
天長年間(824-834)に慈覚大師円仁が東国巡化の際にこの地に地蔵菩薩を安置したのが始まり。
天台宗の寺院として開山され、利根川流域の信仰の拠点となった。
鎌倉時代には地蔵信仰の高まりと共に参拝者が増加した。
室町時代には前橋地域の有力寺院として、地頭の帰依を受けた。
江戸時代には前橋藩の支配下で村の菩提寺として安定した運営が行われた。
寛政年間に本堂が再建され、地蔵菩薩の修復も行われた。
天明の浅間山噴火の際には降灰の被害を受けたが、復興を果たした。
明治維新後も地域の信仰の場として存続し、関東百八地蔵尊の一寺に選定された。
昭和に入り大ケヤキが天然記念物に指定され、自然と信仰の融合した寺…