萬福寺は真宗大谷派に属する寺院で、親鸞聖人(1173〜1263年)の教えを継ぐ東本願寺系の寺院である。「萬福」の寺号は、万人に等しく注がれる阿弥陀仏の福德(本願力)を表すと解される。真宗大谷派は享保元年(1716年)に「真宗大谷派」と正式に称するようになり、東本願寺(真宗本廟)を本山として独立した教団として発展した。大谷派は近世以降、各地に学寮や別院を設けて教育・布教活動を展開し、門信徒の教育にも力を入れてきた。寝屋川市対馬江地域に立地する本寺は、地域の人々が阿弥陀如来の本願に帰依し、先祖の霊を弔う場として代々受け継がれてきた菩提寺である。