水無瀬神宮は後鳥羽天皇(1180〜1239年)・土御門天皇・順徳天皇を御祭神として祀る神社で、後鳥羽院が愛した水無瀬の地に鎮座する。後鳥羽院はこの地に水無瀬離宮(水無瀬殿)を造営し、「見渡せば山もとかすむ水無瀬川夕べは秋となに思ひけむ」と詠んだことでも知られる。1221年(承久3年)の承久の乱で鎌倉幕府に敗れた後鳥羽院は隠岐に流されて同地で崩御した。院の崩御後、1240年(仁治元年)に遺臣・藤原信成・親成父子が旧離宮の一角に御影堂を建てて霊を祀ったのが当宮の起源とされる。後嵯峨天皇から勅許を受け、のちに豊臣秀吉・徳川幕府の保護を受けながら社格を高めた。国宝に指定された古文書「水無瀬神宮文書」を…