箕面の滝は、大阪府箕面市を流れる箕面川上流に位置する落差33mの瀑布である。その起源は古く、7世紀末から8世紀初頭にかけて、修験道の開祖とされる役小角(役行者)がこの地で修行を積んだと伝わる。以来、箕面は修験道の霊場として知られ、滝道沿いには飛鳥時代創建と伝わる瀧安寺をはじめ、勝尾寺など複数の名刹が栄えた。中世から近世にかけては、修験者や参詣者が訪れる霊地として広く知られていた。明治時代に入ると、1910年(明治43年)に箕面有馬電気軌道(現・阪急電鉄)が開通し、近代的な観光地としての整備が進んだ。同時期、滝周辺の森林は一帯が国定公園区域に準じた形で保護され、豊かな自然環境が維持されてきた。1…