三ツ石神社の創建年代は不明だが、古くから盛岡の地に鎮座する古社と伝わる。社名の由来となった三ツ石(高さ約6メートルの三個の巨岩)は、古代よりこの地の神域として崇められてきたとされる。伝承によれば、かつてこの地で悪事を働いた羅刹という鬼が、地域の神によって懲らしめられ、改心の証として三つの巨岩に手形を押した。この鬼の手形が「岩に手(形)」すなわち「岩手」の地名の起源となり、岩手県の県名発祥の地とも伝えられている。また鬼が「二度とこの地を荒らさない」と誓ったことから、盛岡の古称「不来方(こずかた)」が生まれたとも伝わる。近世には盛岡藩の城下町整備とともに地域の鎮守として広く信仰を集めたとされる。明…